男きものは初心者ですという方向けの“きもの豆ばなし”。
今回はきものが着てみたくなった方へ
わたくし店長・梅田からちょっとエール的なお話です。
お正月が近づいてきて、
「きもの着てみようかな。…でもアレはどうしたらいい?いったいコレはなに?」
湧き上がる疑問…?まぁ、…また今度ね。となってしまう方の
少しでもお力になれたらと思います。
「おじいちゃんかおばあちゃん?父親の?
きものがタンスから出てきたので着てみたい!」
●そんな時は、まず、きものの状態を確認しましょう。
包み紙(たとう紙)から出して、
着物用ハンガーか普通のハンガーに吊るして、
シミやカビがないかをチェックしましょう。
そもそも男物なのか女物なのか分からない…という時は、脇の下部分をチェック。
脇の下部分がぴったり縫い合わせてあればOK!男性用のきものです。
“身八つ口(みやつくち)”といって、
脇の下部分に10cmほど隙間があいていたら女性用のきものなので、
男性の着付けではスースー寒くて、サイズが合ったとしても着られません。
時間が経っているものは、一度丸洗いをするのがオススメです。
●あとはサイズですね。
洋服とは違って、ある程度ごまかして着られるのもきものの良い所ですが、限度もあります。
きものを知っている人にちょっとみてもらえると良いですが、
最近はその『きもの知っている人』というのが
なかなか身近に少ないのが実情。
そんな時は、出てきたきものと一緒に、ぜひ銀座SAMURAIへご来店ください。
不安なことや素樸な疑問もぜんぶ言ってくださって大丈夫です!
わかりやすいように、ぜんぶお答えします。
もちろん、きものの状態チェックや丸洗いお手入れもお手頃な価格で承ります。
着るご本人の採寸もできますし、サイズが合うかどうかもバッチリわかります。
何年経っても捨てられる事なく、
誰か着てくれるかもとタンスにしまわれていた
きものや帯は、大事にされてきた証拠です。
興味がわいたらそこから出してあげましょう。
そのままでも着られるきもの
少し手を加えたら着られるきもの
形を変えてでも残したいきもの
それぞれの想いを大切にするお手伝いができたら
私たちも嬉しい限りです。
「男性のきものには何が必要ですか?」
●最低限必要なものはとてもシンプルです。
きもの、長襦袢、角帯、紐2本、足袋
があれば、きもの姿になります。
下着として
・Vネックのインナーウェア(衿から下着が見えないもの)
・ステテコやスパッツ
などを着てから長襦袢・きものと重ね着して帯をしめます。
寒い季節や、きちんとしたい時はジャケット代わりの羽織があればOK!
正座が苦手;あぐらをかいたり足を組みたいという方や、
着崩れを気にしないで動きたい方には袴もオススメですよ。
●着付けは、浴衣が着られるようなら手順はほぼ一緒。
慣れると10分程度で着られるようになります。
YouTubeやwebで調べながら練習される方も多いと思いますが、
もし、実際に見て教わった方がいいかも?とお考えでしたら
当店でも、男きもの着付け教室がありますのでよろしければこちらをご覧ください。
着付けがまったく分からなくても大丈夫。簡単なのにきちんと着付けを覚えられます。
着やすいコツや、動きやすいコツ、ちょっとした豆知識なども
楽しみながら学べるように個別教室で開催しています。
あまり難しいことは気にせずに、
「着てみたい!」という気持ちに素直に、まずは着てみてください。
男きものを着るためのお手伝い、なんでも承っております。