矢羽根の草履。
履いてみると、鼻緒の茶に大柄の黄色がよく映えます。
矢羽根の柄は名前の通り、矢のかたち。
良い方向へまっすぐ飛んでいくことを願って、
良くなかった過去へ戻らないようにという意味がありました。
矢羽根とか矢絣というと、
大正ロマンなハイカラさんを連想されるかと思います。
これは、放った矢は元に戻らないことから
嫁ぎ先から戻ってこないように。と
(活字にすると今の感覚ではびっくりされるかもしれませんが)
愛娘の幸せを願う親心とウィットを効かせて
お年頃の女性が身につけたのだそうです。
また、飛んでいく勢いを成長する姿にかけて
これからの成長を願う、男性の柄としても使われました。
デザインは大胆にそぎ落としてすっきりしているのに、
きめ細やかな人の想いや願いや
ウィットが込められた和柄って、興味深いですよね。
かたちの好き嫌いで選んでみたり。
柄の意味で遊んでみたり。
あれこれコーディネートを考えながら
オンラインでウィンドーショッピングだけでも
よろしければご覧になってください。
こちらの商品は、オンラインショップでもご購入いただけます。
「矢羽根の草履」¥47,300(税込)
素材:台座_本皮/鼻緒_矢羽根柄(絹100%)
COLOR:ブラウン×イエロー
サイズ:LL(足の推奨サイズ:26.5cm~28.5cm)
※メーカーによりM、Lサイズの表記であっても推奨サイズが違いますのでご了承ください。