ほんのり梅が薫る梅鼠
SAMURAIの人気アイテム『刀-KATANA-』は、
日本の伝統色に糸を染め、30種に織られた反物から好みを選べる男きものセットです。
その中から、梅鼠の反物(無地)をご紹介します。
梅鼠(うめねず)
紅い梅の花がまざったような鼠色。
『○○鼠』という色は、俗に『四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)』ともいわれ、
茶色は48色、鼠色にいたっては100色以上あったそうで、江戸後期には特に男性の間で大流行しました。
当時人気の歌舞伎役者は、自分の名前がついた茶や鼠色を持っていたほど。
でも、地味な鼠色(グレー)がなぜそこまで…と思いますよね。
当時、度重なる飢饉や倹約令の影響で、上方で華開いた華美な『粋(すい)』の文化は、
江戸では厳しく取り締まられました。
しかし、江戸の人々は状況を逆手にとって遊び心を見いだしてしまったのです。
華美よりも、さりげない地味と無駄を遊ぶその心意気、
そこに自分たちの美学や面白味があると。
それは『粋(いき)』と呼ばれ、ファッションにおいては『四十八茶百鼠』でした。
そんな『四十八茶百鼠』からひときわ美しい梅鼠。
早春の色香ただよう『粋な色』を楽しんでみませんか。
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日本和装グループの博多織メーカーである、
はかた匠工芸が独自開発した「御召 おめし」です。
御召は、江戸幕府第11代将軍・徳川家斉が好んで着用した(召した)ところに由来すると言われており、
色柄の組み合わせによって、洒落着から略礼装まで幅広いシーンでお召しいただける絹織物です。
名前の成り立ちからして、将軍や武士に愛用されたからこそなのですね。
生地はオリジナルの壁縮緬。
職人たちが数百通りもの経糸×緯糸の組み合わせを吟味し、
ほどよい絹の艶とハリのある、上質な質感を生み出しました。
体に合わせてもごわつかず、見る人にもきちんと整った印象を与えます。
無地や柄、豊富な反物から好みを選べば、
正絹の男きもの一式が、とてもお手頃にオーダーメイドでそろうセット商品です。
「刀-KATANA-」¥185,000(税別)
セット内容:きもの+羽織+帯+長襦袢+胴裏+仕立て代
※羽織紐は別売りになります。