さて、問題です。
この帯の柄は、どんな意味でしょう?
ヒント:上段には瓢箪に斧、琴の弦を支える柱と菊
下段には鎌と○、ぬと矢。
そして合間合間に三重の升。
江戸的にデフォルメされていますが、このような柄が織られています。
これは江戸時代から大衆の間で楽しまれた”判じ物(はんじもの)”といって
文字や絵に隠された意味を当てるナゾナゾなんです。
さぁ、答えはわかりましたか?
答えは、
ひょっ(瓢箪)として
良き(斧をよきとも言います)ことを聞く(琴と菊)
かまわぬや(鎌○ぬ矢) でした。
三重の升は”三升”(みます)といって、
歌舞伎の市川團十郎家一門、成田屋の定紋です。
歌舞伎好きの方ならご存知、
鎌○ぬは、七代目市川團十郎が、
よき琴菊は、三代目尾上菊五郎が好んで身につけた文様なのですね。
英語でいったら、Don’t worry! にGood news!
といった意味が近いでしょうか。
歌舞伎にくわしくなくても、黒×朱がかっこよくて縁起がよい帯ですよね。
歌舞伎好きの方は「5月團菊祭に締めて三升(観ます)」なんて(笑)
遊び心のある帯はいかがですか。
こちらの商品は、オンラインショップでもご購入いただけます。
角帯「博多織/三升」¥19,800(税込)
素材:絹100%
COLOR:黒×朱